販社・工場含めたすべての子会社の経営管理です。月次の計数管理や経理業務にとどまらず、コーポレートファイナンスやタックスプランニングなどを行い、エポック・グループ全体の最適化を目指して、経営陣をサポートします。
私の場合は、欧米子会社の経営サポートや経営会議に向けた基礎資料作成などを業務として行っています。 必要であれば、「現地現物」で出張やミーティングを行い、より正確なデータ収集と報告を目指します。

感じたギャップは、「シルバニア」だけじゃないということです。

もちろん当社の看板は「シルバニアファミリー」ですが、他にも「アクアビーズ・ゲーム・パズル」など多くの定番商品を持っています。ゲームやジグソーパズルも国内トップクラスのシェアがあり、アクアビーズは日本やヨーロッパでもカテゴリーで売上げ１位を取っています。市場において認知度の高い商品はシルバニアに限りません。

グローバル管理部のやりがいについて教えてください。

一般的にも稀有なグローバルベースの「製造から販売までの垂直統合モデル」を俯瞰した視座で考えることができる点です。これに関与できる部門は、経営陣を除いて当部門のみだと思います。
グループの各業種について、自分なりの仮説を立てて結果を検証できるのは、知的好奇心にあふれ、やりがいだと思います。
管理部門は数字だけで、動きが少ないように思われるかもしれませんが、実際は外部要因や経営陣の意思決定に沿ったアクションを求められるアクティブ・シンキングな部署です。

グローバル管理部で苦労したエピソードをお聞かせください。

初の出張で、欧州販社MDと財務マネージャーを招集したファイナンスミーティングです。
異動して半年ほどで、重要なミーティングのプレゼンターを任せていただきました。
母語でも難しい概念や戦略を、一日で理解してもらうことは難しかったです。しかし経営戦略上重要な事項だったので、その場で「伝えた」ではなく、「伝わった」まで1日1ミリでも理解が進むように、粘り強くフォローアップを行いました。コミュニケーションの絶対量が上がったことで、相互理解が深まり、その他の業務に関しても波及して、いい結果となりました。

仕事の中で大事にしている「ヒト・モノ・コト」は何ですか。
その理由も教えてください。

いままで出会った「人」全員です。人は人からしか学ぶことはできないと思っています。そして、いい仕事は充実したコミュニケーションから生まれると思います。何度か大学時代の友人と仕事をすることがあり、思わぬところから仕事は生まれることもあるので、常に人との繋がりは重視したいです。

今後のキャリアプランを聞かせてください。

現在の第一目標は「海外勤務」です。もともとはロシア勤務を希望していましたが、実務を通して選択肢が広がり、他国への駐在にも意欲が出てきました。もちろん海外勤務には高いスキルや意欲が求められるので、自身でも「会計・貿易実務・マーケティング」など、どの会社でも必要不可欠な知識の習得を進めています。駐在から帰任された先輩社員は皆さんそれぞれの部署で責任あるポジションにつかれているので、私も「駐在に行った」だけで終わることのないよう準備したいと、日々の業務にあたっています。