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驚異の売上比率「海外:60%」が意味するもの

驚異の売上比率
「海外:60%」が意味するもの

令和元年では年間3,000万人を超える訪日外国人数ですが、それが100万人にも満たなかった1970年、当社は初めて西ドイツ(現ドイツ)の「ニュルンベルグ玩具国際見本市」に出品しました。本格的なグローバル化の到来に先駆けた、パイオニア精神に満ちた海外進出でした。

2008年には"グローバル企業になろう"というスローガンをもとに、自社グループの生産、販売、物流拠点を次々と海外に整備。現在ではそのネットワークは、海外生産拠点3カ所、海外営業拠点11カ所に広がっています。これら海外拠点を通しておよそ70以上の国と地域のお客さまに「シルバニアファミリー」「アクアビーズ」をはじめとした当社のおもちゃが販売されています。

いまや当社の売上げの比率は、国内40%に対して海外60%。同業他社に見られない海外比率の高さを記録しています。世界中のお客さまに満足いただけるクオリティと世界観を提供するために日々努力しています。

 

ただ、おもちゃを広く販売するだけでは、世界に訴求するブランドは構築できません。当社の世界展開を支えているのは、商品の世界観をディスプレイやジオラマで再現した世界のおもちゃ売場やユニークなイベントです。イギリス・ロンドンにある世界最古の玩具店「ハムリーズ」で開催されたファッションショーもそのひとつ。シルバニアファミリーのキャラクターである「ステラ」が開催する、という設定で、特別な衣装を着た人形たちがくるくる回るディスプレイで展示されました。

また、ロンドンの観光スポットであるソーホーには、2019年にシルバニアファミリーポップアップ店をオープン。当地ならではの「衛兵」をモチーフにした「ガーディアン・ベア」を限定発売しましたが、その人気たるや開催期間を1カ月延長したほどでした。

日本や海外各国での体験から得られるさまざまな教訓や知見はそのほかの国にも共有され蓄積され、アイディアとして取り込まれます。

シルバニアファミリーが海外で初めて発売された1986年以降、35年が経過し、おかげさまでブランド認知度も高く、海外現地メディアの取材を受けることもしばしばあります。

 

そのような取材を受けた際、当社の社長は「シルバニアファミリーの大きなミッションは、おもちゃ本来の遊びの良さを復活させること。母親のほうが娘より、人形たちに魅了されることも珍しくない。シルバニアは親から子へ受け継がれるおもちゃである」と説明します。世界中のお客さまとともに、心より遊び、楽しみたいという根底にあるシンプルな想いが、言語や文化の違いを越えて、世界のファンに伝わっているのかもしれません。

ブラジルの現地新聞に取材された際の新聞記事

ブラジルでも日本と同じデザインの什器が使用され、たくさんの商品が販売されています。

2022年12月現在の情報です。