完成度の高いものづくりで

子供の心に輝く記憶を刻みたい

面接の第一印象は
ものづくりを大切にする会社

大学では空間デザインや家具デザインを学び、公園、遊具などの制作に取り組んでいました。おもちゃ業界を目指したのは、ワークショップなどを通じて子供たちと接し、大人とは異なる自由なクリエイティビティに興味を覚えたからです。エポック社の面接では、大学時代に制作した作品に大きな関心を寄せていただきました。社長から質問を受け、制作のこだわりなどを話していく中で、ものづくりを大切にする会社だという印象を深めたことが、入社の決め手です。
入社後は1年間、国内営業で取引先様店舗の売場づくりに携わり、2年目からアーツ&クラフト商品の企画開発に取り組んでいます。アクアビーズの商品担当として、日本国内・海外で発売する商品の企画提案や仕様決定、パッケージ、取扱説明書などの印刷物デザインの進行まで、業務範囲は多岐にわたります。一つの商品に対して、企画から発売までの一連に深く携われることが、この仕事の魅力です。

任される業務の幅が広く
案件ごとに成長を実感

商品としてのものづくりは、納期やコスト、ブランディング、売場での展開なども踏まえて企画・進行しなければなりません。そこが難しくもあり、また楽しい点でもあると感じています。例えばパッケージデザイン一つをとっても、長い年月をかけて育まれてきたブランドイメージを汲みながら、新しいものを作ることが大切です。商品についても、どのような色合いが子供に好まれるのか、どうしたら一番作りやすいのかを、じっくり考えながら制作しています。
エポック社では、若手でも担当商品をもって、自律的に仕事を進めることができます。私も異動後すぐに、海外向けセット商品のパッケージの進行と、他社とのコラボレーション商品の案件を任されました。他社とのコラボレーション商品は企画段階から発売まで3カ月という短納期。一から学びながらも、スピード感が要求される案件であり、短期間で多くの収穫がありました。監修を伴う開発だったため、先方と話す内容を逐一先輩に確認してもらいながら進めたことを今でも印象深く思い出します。発売後にSNSで好意的な反応を目にしたときは、ほっと胸をなで下ろし、喜びがこみ上げました。

美しいものとは何かを考え
完成度の高い商品を目指す

ものづくりにおいて心がけているのは、かわいい、おもしろいだけではなく、美しいものとは何か、を考えて商品に落とし込むことです。例えば、商品に入るビーズ以外の小さなパーツなどに関しても、可能な限り細部の完成度までこだわり、本物に近い美しさを表現できるように努めています。
私は子供の頃、シルバニアファミリーを集めていて、当時から動物や人形より、家具やハウスなどに魅せられていました。様々なアイテムを並べて、自分だけのおうちを作り上げていくワクワクする気持ちは、大人になっても忘れられない思い出として胸に刻まれています。私が作った商品を通じて、キラキラと輝く素敵な記憶を子供たちに残せるよう、これからも完成度の高いものづくりを志していきたいです。