※掲載記事は、JSCA日本スポーツカード協会発行の「スポーツカード・コレクターズハンドブック初級編」 の内容を改定したものとなり、無断転載はお断りさせていただいております。
スポーツカードとは、横2.5インチ、縦3.5インチの世界共通サイズの紙製カードです。表面にスポーツ選手の写真と名前や所属情報などがデザインされ、裏面にその選手についての成績や解説などのデータが掲載されています。例えば野球選手のカードなら、表面にはピッチングやバッティングをしている写真があり、裏面には勝敗数や打率、通算成績などが掲載されています。
スポーツカードは番号順に集めたり、選手やチームなどテーマを決めてコレクションしたり、発行枚数の少ない希少価値のカードを収集したりして楽しみます。しかしカードの楽しみは集めるだけではありません。カードを観賞しやすいように整理したり、仲間とダブったカードを交換(トレード)したり、じっくり収集してゆく過程に本当の楽しみがあるのです。
元々はお菓子のおまけだったり、子ども向けの玩具だったりしたスポーツカードが、今や大人が夢中になるほど収集価値のある趣味になっています。最近ではアメリカ大リーグにて二刀流で大活躍している大谷翔平選手のカードに高価なプレミア価格がついた!と言ったようなニュースをインターネットやテレビなどで目にした方も多い事でしょう。
スポーツカードは「トレーディングカード」とも呼ばれ、カードの本場・アメリカでは100年以上の歴史を持つ古典的な趣味のひとつで、親から子どもに受け継がれる財産とまで言われ、『ホビーの王様』と呼ばれています。日本でも同じようなホビーとして需要は日々拡大しています。